The 2020 International Conference on Artificial Life and Robotics(人工生命とロボット工学に関する2020年国際会議)において、令和2年1月15日(水)、情報伝達システム学研究室の吉冨康成教授と知能情報システム学研究室の田伏正佳教授が、Best Contribution Award(最優秀貢献賞)を受賞しました(受賞論文タイトル:Speech Synthesis of Emotions in a Sentence Using Vowel Features(母音特徴を用いた文章の情動音声合成))。本国際会議は、25年続く「人工生命とロボット工学」に関する国際会議です。今年の会議では、184編の論文が発表され、その内、3編の論文に対して、Best Contribution Award(最優秀貢献賞)が授与されました。受賞論文は、情動により異なる母音の音韻特徴をもとに、合成音声に情動を付与する手法を提案するものであります。本成果が、ロボットやエージェントが人間と感情豊かにコミュニケーションする世界の到来に貢献することが期待されます。国際会議のホームページは、
こちらです。
5つの主専攻、6つの副専攻のうちの各1つである、情報環境学主専攻、情報環境学副専攻という名称を、2020年度入学生から、知能情報学主専攻、知能情報学副専攻に名称変更します。人工知能の教育・研究のニーズの高まりに対応する教育の見直しを表現するための措置です。
高分子材料設計学研究室の細矢憲教授が令和元年12月19日(木)に第17回京都環境賞特別賞(環境未来賞)賞を受賞しました
(研究題目:捨てる邪魔モノを京都の新名物に - 友禅印刷がさまざまな廃棄物、機能性物質の印刷を可能にした!)。
玉岡明彦氏(大平印刷株式会社)との共同受賞。
受賞の業績要旨:
和紙原料の廃棄物利用として、「コウゾ」と「ミツマタ」の炭に着目し、共通の炭焼き方法を確立し、その炭がもつ消臭機能等を明らかにするとともに、印刷しても消臭機能等を失わない「墨(炭)インク」を開発したもの。また、友禅染を応用した友禅印刷等に墨インクを利用して、名刺等の作成に取り組んだもの。