1回生では2回生以降増えてくる専門的な学びに向けて情報・数学・物理・化学・生物の基礎を中心に学びます。自分に合った専攻を考えるうえで1通り基礎科目を受講することは大切だと思います。また、1回生のうちに幅広く学ぶことで専門コースに進んでも他の分野を生かした視点からの発想や構想が生まれると思います。学科内の人数が少ないのが特徴であり、良いところなのでそれを生かして大学生活を楽しみましょう。
数学と理科だけなので過去問をとりあえず解いて傾向をつかみましょう。僕は、理科は生物と化学を受けました。生物は幅広い分野から出題され、特に論述問題対策に用語の意味を生物の機能や現象から覚えておくと良いと思います。化学は、構造式や反応式はもちろん物質の性質も覚えておきましょう。計算問題では、公式を覚えるのではなく計算過程や考え方を問われているように感じたので、いろいろな問題に触れ応用力を身につけましょう。環境・情報科学科の数学は少し難しいですが、すべての問題が記述式で解答の過程も採点対称になるし、各大問は複数の小問からなり誘導もあるため、めげずに点を稼ぎましょう。また色々な証明問題に触れ、論理的に記述する力をつけておくと良いと思います。
1回生の終わりには主専攻の仮配属を前期・後期試験での合計点で決めるので入学当初から意識して学業に取り組むべきです。1回生の前期は分からないことばかりで不安が募りますが、先輩や同級生と積極的にコミュニケーションをとることが大切です。サークルに入らなかった人も環境・情報科学科のパソコン室によく先輩たちがいるので気軽に話しかけて仲良くなりましょう。
私は、環境・情報科学科の主専攻・副専攻制に魅力を感じ、この学科を志望しました。様々な理系分野の科目を自分で組み合わせ、自分だけのオリジナル学習計画を作れるので、授業のやる気も俄然上がると思いこの学科の受験を決意しました。もう一つ、志望するきっかけとなったのが、高校2年生の秋に開催された説明会での体験授業です。参加者全員が授業内容を理解できるよう、言葉のキャッチボールをしながら丁寧に説明してくれたことや学生さんと教授の会話に信頼感を感じたことが京都府立大学に進学したいと思った大きな決め手でした。
私が受験した推薦入試は、テーマ作文と面接の2つの試験がありました。作文はオリジナリティーのある方が先生方の印象に残りやすいと思うので、私は高校3年生の夏休みに始めた家庭菜園について書きました。私だけしか思いつかない挑戦や考えを作文にまとめることを意識しました。面接では、自分の作文について質問されるので、自分が作文に書いた内容をしっかり把握し、どんな質問が来ても慌てずに答えられるよう練習しました。面接は練習も本番もとても緊張しましたが、常に自信を持って、自分に正直であることを忘れずに面接を受けました。
人生の夏休みと言われる大学生活の半年を新型コロナウイルスの影響で失いましたが、規制が緩和され、対面授業が始まってからは、クラスメイトと一緒に課題をしたり、自宅で新しい料理に挑戦したりと充実しています。1回生の前期は課題の量が多く、特に、高校で専攻していなかった科目の課題は本当に大変でした。ですが、大変だった分クラスメイトとの絆が深まり、課題の量が減ってくると、同じ授業のメンバーで授業おわりにご飯に行ったり、植物園に行ったりと楽しい大学ライフを過ごしています。